オーストリアのウィーンからチェコのプラハへはバスで4時間。共和政のチェコはスロバキアと同様に、かつてはハンガリー帝国の支配下。
その崩壊後にスロバキアと合併して独立し、1993年にスロバキアとも分離独立。
宗教はカトリックが2割だが、多くの国民が無宗教で、歴史的にも宗教に対しては無頓着であるという。通貨はかつてコルナだったが今はユーロ。物価はヨーロッパ諸国の中でも安い方。
チェコはビールの消費量が世界一位というビール大国。1842年には世界で初めてピルスナータイプのビールが生まれ、黄金色に輝くビールの製法がここから各地に伝わった。
水を買うよりビールが安いので「ビール天国」とも称されるチェコでは、たらふくビールを飲むとしよう。
そんなチェコの首都プラハでは、世界最古で最大の「プラハ城」と「カレル橋」、正午になると動き出す「天文時計」、市民が集う「旧市街広場」、タイムトリップしたかのように中世が味わえる「マラー・ストラナ地区」などを観光、と妄想はここまで。
さて、今回実際に訪れたのは東京都渋谷区西原にある「セドミクラースキー」。チェコ料理は肉料理をベースにした素朴な料理が多いのが特徴。
塩、コショウ、ラード、ビーフストックを中心にした優しい味付けが多く、日本人の口にも合う。
代表的なものは、主食でもある蒸しパンの「クネードリキ」、ハンガリー発祥のスパイシーなパプリカスープ「グラーシュ」、
根菜とクリームのソースが決め手の肉料理「スヴィチュコヴァー」、ジャガイモのお好み焼き「ブランボラーク」など。
ランチのメインではグラーシュやクネードリキ、ブランボラークも食べれたが、注文したのは単品のつまみ。
一つはソーセージのマリネ「ウトペネッツ」、もう一つはカマンベールチーズのマリネ「ナクラーダニー・ヘルメリーン」。
ソーセージの方は酸っぱいだけで正直あまり美味しくなかったが、チーズの方はオリーブオイルのマリネで美味しく、ビールやワインに合うものだった。
今回は単品のつまみをチョイスしたが、機会があったらメインや他の料理を味わってみたい。
[この日の写真]