ポーランド(71国目) 2019年4月14日


 チェコのプラハからポーランドのワルシャワまではバスで12時間。共和政のポーランドはかつて王国で、16世紀頃はポーランド・リトアニア共和国として広大な国の1つだった。
 18世紀には隣国によって4度に渡り国土が分割。第一次大戦後に独立を回復したが、ドイツやソ連に侵略され再び国土が分割。

 第二次大戦後に人民共和国として国家主権を復活させたが、それは統一労働者党による一党独裁体制で、ソ連に従属する衛星国。
 その後の1989年に行われた選挙の結果、非共産党政権が成立し、現在の共和国となった。宗教は国民の9割がカトリック。通貨はズウォティで、物価はヨーロッパでもかなり安い方。

「北のパリ」とも呼ばれる首都のワルシャワでは、バロック様式の「ワルシャワ王宮」、旧市街の「ワルシャワ歴史地区」、歴史的建造物が点在する「クラクフ郊外通り」、この国を代表する作曲家ショパンにまつわる展示物がある「ショパン博物館」などを観光、と妄想はここまで。

 さて、今回実際に訪れたのは東京都調布市菊野台にある、ポーランドのドーナツと料理の店「ポンチキヤ」。店名でもあるポンチキは、ポーランドで日常的に食べられてるドーナツのような揚げ菓子。

 ポーランド料理はロシアやウクライナ、ドイツなどの影響を受けており、長時間煮込むタイプの料理が多く、独特な酸味が特徴的な料理も多い。
 代表的なものは肉とキャベツを蒸した「ビゴス」、水餃子のような「ピエロギ」、酸味の効いたスープの「ジュレック」など。

 注文したのはイモとチーズの「ピエロギ」、玉ねぎと人参、ベーコンが入った「スープ」、キュウバサというソーセージが入った「ハンバーガー」。どれも美味しく、料金もリーズナブルで大満足。

「ポンチキ」も売っている店の若い女主人は、ポーランドに留学経験もあるポーランド通。こじんまりとた店の居心地は良く、現地の店にいるかのような気分だった。

[この日の写真]



 

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