南アフリカ(28国目) 2019年1月20日


 ボツワナのハボローネからはバスで7時間移動し、南アフリカのヨハネスブルグへ。ビザはボツワナに続いてここも不要。だが、向かうヨハネスブルグは、世界一治安が悪いと言われる都市で有名。

 そんな南アフリカはイギリス領だった過去を持ち、1994年まで「アパルトヘイト」と言われる、有色人種に対する人種差別の政策が行われていた。
 これは、かつて政権を握っていた白人が、世界最大の金脈が発見された事を背景に、都合の良い法律を制定したのが始まり。世界一治安が悪くなったのもこの事が大きく絡んでいるのだろう。

 現在は民主化した南アフリカは共和国で、国民の8割がキリスト教。通貨はランドで、物価は日本よりも若干安い。
 治安は世界一悪いと有名だが、最近はそれ程までじゃないよう。でも、夜間の外出は避けた方が良さそうだ。

 ヨハネスブルグでは「アパルトヘイト博物館」や、人類のゆりかごと呼ばれている「南アフリカの人類化石遺跡群」、19世紀に稼働していた金鉱の跡地に作られた「ゴールド・リーフ・シティ」などを訪れよう。

 南アフリカは首都機能の行政をプレトリア、立法をケープタウン、司法をブルームフォンテーンに分散させている。その一つのプレトリアはヨハネスブルグからすぐ。
 ここでは観光よりもこの先に必要となる、アンゴラとコンゴ民主共和国のビザを手に入れとく。取得が難しいと言われるアンゴラビザだが、ここプレトリアで入手出来るようだ。

 ヨハネスブルグからはブルームフォンテーンへとバスで6時間半。ここでは中心街にある歴史的建造物群を見たり、郊外にある世界最大のクレーター「フレデフォート・ドーム」へ行きたい。
 それと、近くには南アフリカに囲まれた王国レソトがあるので、ここから訪れて数日滞在して戻ってくることにしよう。

 ブルームフォンテーンからはケープタウンへ夜行バスで14時間の移動。美しい港町と言われるケープタウンでは、「ビクトリア&アルフレッド・ウォーター・フロント」や「テーブルマウンテン」へ。
 また、アフリカ最南端の「ケープポイント」や、最西端の「喜望峰」なども見逃せない。沖合にあるかつての監獄島「ロベン島」も訪れるとしよう、と妄想はここまで。

 さて、今回実際に訪れたのは、東京都渋谷区恵比寿にある「アメリエケイ」。夫婦が営むお洒落なカフェは、フランス映画「アメリ」のように、訪れる人に小さな幸せを感じてもらいたい、という思いでスタートしたようだ。

 南アフリカ料理には昔からの伝統料理もあるが、植民地時代に奴隷として連れてこられたマレーシアやインドネシア、ドイツやフランスからの移民などの影響を受けてバリエーションが豊富。

 注文したのは南アフリカの国民食のひとつでもある「ボボティー」のランチセット。メインの前に出てきたのはバターナッツ入りのかぼちゃのスープ。
 メインのボボティーはカレー風味のミートローフで、プレートの半分を占めるサラダも具が豊富だった。米は赤飯のようなもちもちしたものだったのだが、これは普通の白米でも良かった気がする。

[この日の写真]



 

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