アバウト・キャンピング 2011年5月25日


 屋久島はキャンプ場以外でのキャンプが禁止なので、今回は宮之浦にある海楽園キャンプ場を利用した。ここは民宿もやってるキャンプ場で、目の前が海というロケーション。
 私は港から30分歩いて訪れたが、バスなら「営団」で下車して進行方向に歩けば看板が出てる。反対の空港方面からだと「旭」で下車して進行方向へ進むとよい。

 クッキングについて言えば、すぐ近くに「わいわいランド」というスーパーがあるので、酒や食材の調達には困らない。
 屋久島名物の首折れサバの刺身もここで買える。近海シビというたたきの刺身も、低料金で売ってた。どちらも美味く、三岳のツマミにぴったりだった。

 因みに、屋久島の醤油は普通のとは違って味が甘め。これは刺身を美味しく食べるために作られたそうだ。
 私は刺身以外は自炊だったので外食はしなかったが、島で一番美味い店は宮之浦港にある「潮騒」という和食屋だと地元の人が言ってた。

 キャンプ場には非難小屋もあるので、台風や災害時はそこにエスケイピングする事が出来る。私も台風が来ていた晩はそこへ駆け込んだ。小屋内は細長いスペースだが畳が敷かれてるので、そこで横になって眠ることが可能だ。

 キッチンにはカセット式のガスコンロも置かれていた。わいわいランドにはカセット式のガスが売ってるので、これも利用できるだろう。ストーブのガスもかなり残っており、自由に使っていいと書いてあった。
 私も港近くのナカガワスポーツで購入したガスを置いてった。事前に知ってれば買わずに済んだのだが。まあ、いつも残ってるとは限らないだろう。

 ウォッシングに至ってはコイン式の温水シャワーや洗濯機、乾燥機もあるので問題ない。隣の民宿入口にはジュースの自動販売機もある。レンタルサイクルは見かけなったが、レンタカー店は近くに2軒あった。

 それと、キャンプ場には野生の鹿が現れる。私が滞在していた4日間は、毎日3匹の鹿が草を食いに来ていた。多分いつでもこの鹿をウォッチング出来るに違いない。
 そういえば、屋久島の鹿は海水を飲んで塩分を補給すると島の人が言ってたが、本当だろうか。

 キャンプ中に毎日リスニングしていたのはAM1107のMBCラジオ。このチャンネルが変わっていたのは、ニッポン放送とTBSラジオの番組がごちゃ混ぜになってたこと。それに鹿児島弁で話す地元番組も流れるので、聞いていて面白かった。

 もうひとつ面白かったのが、観光ガイドに載っていた「屋久島試験」だ。これは2009年からカヤック屋久島会が創めた試験で、年に一回島内で行われているという。
 屋久島のことをどれだけ知っているかを競うようなのだが、採点がすごろく形式というのが謎だ。正解者を賽の目で決めるということなのだろうか。とにかく屋久島をラーニングしたい方は、一度参加してみるといいだろう。




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