大阪・兵庫編 2018年1月1日


 昨日まで21の寺を巡り、今日からは大阪、兵庫で後半戦といったところ。年も新たに2018年を迎え、まず訪れた22番総持寺で初日の出と初詣を済ませた。
 次に向かった応頂山にある勝尾寺に山道で渋滞が発生。考えてみれば今日は元旦なので、寺はどこもは初詣の参拝客で混むことを今になって知った。

 広い境内の勝尾寺はだるま寺としても有名なようで、赤白の小さなだるまに入った「だるまみくじ」があった。新年の運勢を占おうと買ってみたところ出たのは凶。
 私はそもそも占いの類はまったく信じず、これを買ったのも小さなだるまを土産に持って帰りたかっただけ。この先の旅が順調に進むのならば、大凶でも超凶でもギガ凶でも気にはしない。

 ここから兵庫に入って宝塚市にある24番中山寺へ。元旦の参拝客で賑わう寺の参道には、「炭酸せんべい」という土産が売られていた。
 食べたらシュワっとするのかと思ったが、これは炭酸水で作ってるだけのものだという。リポビタンDを飲んだ時のようにシュワっとして、「ファイト一発」となるのなら買おうとしたのだが。

 25場播州清水寺も本堂への参拝客で大行列。こんな列を真面目に待っていたら1時間以上はかかるので、横から簡易に拝んで済ます。
 兵庫県加西市にある26番一乗寺へ向かう途中、国道372号線に東経135度という「日本中央標準時子午線」標柱が立っていた。日本の標準時間のモニュメントは、兵庫県などの12市にいくつかあるようだ。

 ロープウェイを利用して訪れた姫路市の27番圓教寺は風格があった。西の比叡山とも呼ばれるこの寺の食堂と大講堂は歴史を感じさせた。
 映画のロケ地にも使用されているようで「ラストサムライ」「軍師官兵衛」「 駆け込み女と駆け出し男」「黒衣の刺客」など、多くの映画やドラマがここで撮影されたようだ。

 この日の寺巡りはここで終了。圓教寺から次の28番成相寺までは120km離れてる。出来るだけ近くまで移動しとこうと、播担連絡道で和田山まで北上。
 そこから国道312号線、県道2号線を経て、但馬の小京都と呼ばれる出石を観光。蕎麦で有名な出石はかつての城下町。日本で一番古い時計台の「辰鼓楼」の周りは、タイムスリップしたような風情が溢れる街並だった。

 陽も沈みかけこの旅初めての雨の中、京都北部の宮津湾まで移動。食料調達に寄ったスーパーは元旦だった為、閉店時間が通常より早い18時。閉店10分前だったので急いで買い物を済ませ、近くのコンビニで車中泊。

 夜は暇になるだろうと、神奈川の自宅を出発してTSUTAYAに寄り、少し前に話題になったドラマ「カルテット」を借りて持参していた。
 初日から毎晩、車中で夕飯を食いながら寝るまで、このドラマを見て1本ずつ見ていた。それも今夜が最終話。この旅も予定いけば、明日が最終日になるだろう。

[この日の写真]




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