トーゴのロメからガーナの国境へはバイクタクシーで10分。入国に必要なビザは国境での取得不可で、周辺国でもまず取れないので旅行前にビザを入手する必要がある。
西アフリカには5ヶ国共通ビザというものがあり、昔は色々な場所でこのビザを取得できたらしい。だが、現在は5ヵ国が3つになった上ガーナは含まれず、取得できる場所もブルキナファソのワガドゥグだけとのこと。
この先に行くコートジボワールのアビジャンでは簡単にビザが取得できるようだが、進んでいるのは反対方向。だが、ロメからの国境でも150ドル払えば7日間のシングルビザが獲れるという。
金額は高いがここは仕方なくそのビザを取って入国。国境から首都アクラへはミニバスで4時間。
イギリス領時代はゴールド・コーストと呼ばれていたガーナは共和制国家。海岸からはダイヤモンドや金を産出する他、カカオ豆の産地としても有名だ。
アクラでは「独立記念アーチ」や「クワメ・ンクルマメモリアルパーク」、一番古い地区ジェームズタウンにある「ジェームズ灯台」や「シャンティビーチ」を観光。それと次に向かうコートジボワールのビザもここで取得しとく。
アクラからはケープコーストへとバスで3時間の移動。ここでは世界遺産の「ケープ・コースト城」や、最古のヨーロッパ建築「エルミナ城」、熱帯雨林にある「カクム国立公園」などにも訪れたい、と妄想はここまで。
さて、今回実際に訪れたのは、東京都新宿区新宿にある「エソギエ」。この店はナイジェリア人が営むナイジェリア料理が楽しめるバー。
本当はガーナ人がやってる六本木の「ママアフリカ」に行きたかったのだが、都合上で新宿の店にした。
目当ては両国でも定番料理の「ジョロフライス」。名称は「ウォロフ族の飯」に由来するこの料理は、セネガルやガンビアで生まれ、その後にナイジェリア、ガーナ、北米へと伝わったという。
そのジョロフライスは、トマトベースで炒められた米の上にチキンが乗ったもの。味はスパイシーで旨味もあり、もう一度食べたいと思える一品だった。
ちなみに「ママアフリカ」では、「フフ」や「ライトスープ」といった、ガーナのローカルフードも食べれるようだ。
[この日の写真]