トーゴ(38国目) 2019年1月14日


 ベナンのコトヌーから国境の町ヒラコンディまではシェアタクシーで2時間。国境でビザを取得してトーゴに入国したら、シェアタクシーで首都ロメへと1時間の移動。

 ヤシの木が生い茂るビーチと丘の上にある村で知られるトーゴは共和制国家。15世紀末にポルトガル人が渡来してから19世紀までは、奴隷の供給地とされていた。
 その後に支配したドイツが第一次世界大戦で敗戦すると、イギリスとフランスによる委任統治領で東西に分割。のちにイギリス領はガーナに、フランス領からはトーゴが独立。

 宗教は土着が5割、キリスト教が3割、イスラム教が2割。公用語はフランス語だが旧宗主国ドイツ語も使われている。また、40以上の部族が住んでいるので、様々な言語が混在している。

 通貨はCFAフランで、物価はかなり安い。治安面では手荷物を狙った犯罪が多く発生しているようだ。それと、政治に関心を持っている人々が多いので、デモが行われている時は注意が必要。

 首都ロメでは「トーゴ独立記念碑」や「グランデモスク」、ブードゥー教のグッズが揃う市場「フェティッシュ・マーケット」などを観光。
 それとトーゴ湖や、北東部のクタマクの村にある世界遺産の、「タキエンタ」と呼ばれる泥の塔状住居も見逃せない。

 さて、今回実際に訪れたのは、東京都港区赤坂にある「エコ ロロニョン」。ここはトーゴ出身の元フレンチシェフが作る料理を味わえる所で、日本唯一のトーゴ料理店。
 トーゴ料理は隣国ガーナやベナンと似ており、キャッサバやとうもろこしの粉で作った餅を、スパイシーに煮込まれたオクラやトマトなどの野菜シチューに付けて食べるのが定番。

 ここで注文したのは「アジンデシ」というラム肉のピーナツソースに、ライスと野菜と飲み物がついたランチセット。米とワンプレーとになってたので、見た目はカレーのようにも思えた。
 口に運ぶとピーナッツの味が効いたソースにトロトロのラム肉。付け合わせのチリソースを少しかければピリ辛になり、また一味違うアクセントでかなり美味かった。

[この日の写真]



 

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