インドのジャイガオンからバスで2時間移動してシリグリへ。ここからネパール国境のパニタンキへまではバスで1時間。ネパールはビザが必要なので、イミグレでアライバルビザを取得。
入国後、ネパール側の国境カーカルビッタから首都のカトマンズへ向かう。所要はバスで17時間かかるので、ここは瞑想でもしながら辛抱しよう。
世界一の山エベレストがあるネパールは、多民族・多言語国家で、民族とカーストが複雑に関係している。宗教は8割がヒンドゥー教で、仏教、アニミズムなどが混在。
通貨はネパール・ルピーで、物価は日本の4分の1。治安は比較的良いがまだ発展途上なので、貧困問題が根強くあり、スリやひったくは後を絶たないという。
カトマンズの滞在地は、安宿が集まるタメル地区。ここを拠点に古い町並みが残るパタンなどを散歩しよう。空気が澄んでいればヒマラヤが望める、ナガルコットに行って夕日を見るのもいいだろう。
後にインドを経てパキスタンに行くのだが、インドでパキスタンビザを取るのは現状不可能。なので、カトマンズにあるパキスタン大使館でビザを取得しとく。
次に向かうポカラはネパール第2の都市。カトマンズからはバスで8時間。美しい湖沼群があるポカラはのんびりとした所。アンナプルナ方面のトレッキングの拠点にもなっているので、アクティビティとゆったりと両方を楽しめる。
ポカラからはバスで9時間移動してバイラワへ。近郊にあるルンビニは、仏教の開祖である釈迦が生まれた町。ここで酒でも飲みながら、人生とは何かと考えるとしよう、と妄想はここまで。
さて、今回実際に訪れたのは、東京都新宿区大久保にある「アーガン」。大久保というとコリアンタウンで有名だが、昨今はネパール人も急増してるようだ。
ネパール料理はインド、中国、チベットの要素が混ざり合ったものだが、多民族国家なので民族や地域、カーストごとで料理にも違いがある。
一番ポピュラーなのはダルバート。これはご飯とレンズ豆のスープ、タルカリと呼ばれるカレーにアチャールという漬物が、一つのお盆に盛られた定食。
注文したのはもちろんそのダルバート。この店のダルバートの料金はワンコインの500円で、なんとおかわりも出来るという太っ腹のサービス。
この店は現地仕様の本格的なネパール料理が食べられることで知られ、ネパールの中でも「ネワール族」と「タカリ族」の料理をメインに提供してるという。
ネパールのどぶろくである「チャン」や、チベット伝来の蒸し餃子「モモ」もあったので、それらを味わずに店を出たのは心残りだった気もする。
[この日の写真]