ネパールのバイラワから国境のウタンクへ移動し、再びインドへと入国。前回いたのは北東部なので、ここからが本場インドといったところだ。
インドは共和制で、5千年の歴史を有する広大な国。人口は13億で世界2位、その8割がヒンドゥー教徒。通貨はルピーで、物価は日本の4分の1。治安はまあ良い方だが、スリを中心とした窃盗や性犯罪に巻き込まれるケースはある。
インド側のスノウリからゴーラクプルまではバスで3時間。近郊にはブッダ入滅地のクシナガルがあるので、そこを訪れてみるのもいいだろう。
ゴーラクプルからは寝台列車で7時間移動し、ガンジス川があるバラナシへ。ヒンドゥー教の大聖地として有名なこの川で、信者たちに混ざって沐浴してみるとしよう。
インドの鉄道は運賃が安いので、バラナシからも寝台列車を利用してアーグラへ。所要は12時間。ここにはインドを代表する建築物のタージマハルがある。
アーグラからは3時間の列車移動で首都デリーへ。目指すのは安宿街がある、パハールガンジ地区のメインバザール。この街自体がデリー観光スポットでもあるので、ここを拠点に市内観光へ繰り出す。
デリーからアムリトサルへは列車で5時間。ここはシク教の聖地で、湖の上に浮かぶ黄金寺院が有名。ちなみに日本人がイメージするインド人は、ターバンを巻いたヒゲ面だろう。
それはシク教の信者で、一般的なインド人ではない。シク教は人口の2割と珍しい宗教。それでも2億人はいるのだから、あちこちで見かけるだろう、と妄想はここまで。
さて、今回実際に訪れたのは、東京都江戸川区西葛西にある「スパイスマジック・カルカッタ」。近年インド人が増えた西葛西は、日本のリトル・インディアとも呼ばれている。
インド料理の特徴のは、様々なスパイスを多用する事だが、インドは広大なので、地域・民族・宗教・階層などによって多くのバリエーションがある。
注文したのはランチのAセット。インドと言えばやはりカレーだろう。ランチは7種類のカレーから2つを選べたので、チキンとほうれん草・カッテージチーズをチョイス。ドリンクはラッシーにした。
それにナン、パパド(豆せんべい)、ライス、タンドリーチキン、サラダ付き。ナンはふっくらモチモチでカレーの味もなかなかだった。
[この日の写真]