ミャンマー(5国目) 2018年10月27日


 タイのメーソートから友好橋を渡ってミャンマーへと入国。ビザはバンコクで事前に取得済み。ミャンマー側の国境ミャワディへからバスで10時間移動し、かつての首都ヤンゴンへ。
 軍事政権時代は陸路の入国が不可能だったミャンマーだが、民主化された今は国境が開放され、新たな陸路ルートを進めるようになった。

 古くから国名がビルマだったミャンマーは、イギリス統治時代がある。独立後は国内で揉め事が続き、いろいろと話が複雑。ミャンマーと改名したのもそう古くはない。
 人口の90%が仏教徒で、その1割は僧侶が占める。だが130越える民族で成り立っているので、それぞれが別の宗教を信仰してもいる。

 物価は日本の3〜4分の1で通貨はチャット。昔は入国時に300ドル分の強制両替があったが、今はそれも廃止されたようだ。治安は良いというのが、大多数の意見のようだ。

 ヤンゴンでは寺院などを観光。その後はバスで5時間のキンプンへ移動し、近郊にあるゴールデンロックを観光。ここはミャンマー人たちが一生に一度は訪れたいと願う聖地。
 キンプンからはパゴーに一度出て、そこからバスで10時間のニャウンシュエへ。ここで水上生活者の独特な部落があるインレー湖を観光。

 ニャウンシュエからはバスで10時間走り、世界三大仏教遺跡の一つバガンへ。遺跡群は広範囲にあるので、レンタル自転車でも借りて巡るのがいいだろう。
 バガンから第2の都市のマンダレーへはバス移動6時間。見どころは多くあるので、ゆっくり滞在して楽しむ。ついでにここで次に行くインドのビザも取得しとこう。

 マンダレーから国境の町タムまではバスで20時間。途中で寄るところが特にないので、ここは長時間移動を我慢するしかない、と妄想はここまで。

 さて、今回実際に訪れたのは、東京のリトルヤンゴンと呼ばれる高田馬場にある「ノング・インレイ」。駅前のタックイレブンという雑居ビルの1Fにあるのだが、ここにはミャンマーの食材や衣料品、雑貨などを売る店が数軒あり、ミャンマー人も多く住んでるようだ。

 ミャンマー(ビルマ)料理はスパイスの使用が比較的抑えられている点と、油を多用する点が特徴。辛さはインド料理から、油っこさは中華料理から影響を受けているようだ。

ノング・インレイで注文したのは代表的なモヒンガとラペットゥ。モヒンガは魚出汁の麺物で、レモングラス、揚げにんにく、コリアンダー、ゆで卵などが入ったもの。
 ラペットゥお茶の葉サラダで、発酵したお茶の葉っぱに、数種類の豆、揚げたニンニク、干しエビ、ピーナツなどが和えられたもの。

 どちらも不思議な味で、これぞエスニック料理といったものだった。ちなみにこの店のメニューには、コオロギや竹虫といった昆虫食もある。また、テレビ東京の番組「孤独のグルメ」でも舞台になったようだ。

[この日の写真]




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