タイ(4国目) 2018年10月27日


 カンボジアのシェムリアップから次に向かうのは、タイの首都バンコク。カンボジアからは国際バスで約8時間。越える国境はポイペトからアランヤプラテート。
 バンコクで向かうのは世界中のバッグパッカーが集まる、安宿街のカオサン・ストリート。ここを根城にして市内観光へ繰り出す。

 タイは国王が元首の立憲君主制で民主主義。国民の95%が仏教徒。憲法では信仰の自由が保護されているが、仏教徒でなければ国王になることはできないという。
 通貨はバーツで物価は日本の約3分の1。治安は概ね良い。かつてバッグパッカーはバンコクから周辺のアジア諸国を目指したが、今ではLCCの出現でわざわざここを起点にする必要もなくなってきてるようだ。

 バンコクは寺院観光以外にも、ムエタイ観戦やマッサージ、ニューハーフ・ショーや夜遊びなど、しばらく滞在しても飽きない娯楽が多い。
 遊びすぎて忘れちゃならないのは、タイの次に向かうミャンマービザを取得すること。そこで使うUSドルも両替して準備しなればならない。ついでに後に向かうバングラデシュのビザも取っておく。

 観光やそれらを済ましたら、次はバスで1時間半の古都アユタヤへ。ここで数日のんびりし、400年間栄えたというアユタヤ王朝の都市遺跡を堪能。
 アユタヤからはバスで6時間移動し、もう一つ有名な遺跡群があるスコータイへ。「幸福の夜明け」という意味の町なので、二日酔いを気にせずシンハービールをたらふく飲んで夜明けを迎えよう。

 スコータイからは国境の町メーソートへバスで4時間。直行便がなければ、途中のタ―クで乗り換えて行けばいい。メーソートは小さい町っぽいが、何かしら見る所はあるだろう、と妄想はここまで。

 さて、今回実際に訪れたのは、東京のリトルバンコクと言われる錦糸町の「タイランド」。タイ料理は周辺諸国の料理の影響を受け、香辛料、香味野菜やハーブを多用し、辛味、酸味、甘味などを多彩に組み合わせた味付けが特徴。
 代表的なものはトムヤンクン、カオマンガイ、パッタイ、タイスキ、カレーなどが挙げられる。

 タイは過去に5回行ってるので、大抵のものは食べた事がある。なので本場タイでよく食べられているという、知らなかった「スキナーム」を注文してみた。
 これは味噌ベースでエビやイカ、春雨が入ったもので、タイスキの1人前といったところ。出てきたのは小さな丼であっという間に食べてしまえる量だった。

 メニューをよく見れば前菜の部類に入ってる料理。それで900円は正直高い。だが、レジの横に世界で最も美味な料理ランキング50選ばれた、「マッサンカレー」のレトルトをゲット出来たので気持は何とかチャラ。
 腹が満たされてないので、もう一軒「サバイチャイ」という店へ。こちらは全品680円とリーズナブルだったので、最初からこっちへ来れば良かった。

 最初の店では物足りなかったので、ここはタイらしさを味わいたい。悩んだ末に選んだのは定番のグリーンカレー。普通に美味かったが食べた後に、300円高いプーパッポンカレー(蟹と卵のカレー炒め)にしとけば良かったと後悔。

 ちなみにグリーンカレーの正式名称は「ゲーン・キャオ・ワーン」で、タイ語では汁物・緑・甘いの意味。正確にはカレー料理ではなく汁物で、外国人向けに便宜上カレーとして呼称しているという。

[この日の写真]




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