琵琶湖一周 (滋賀) 2002年


 牧キャンプ場の先にあったマイアミ浜の辺りは、なかなか雰囲気がいい所だった。オートキャンプ場があったが料金は高いようだ。湖の南端に位置する大津の周辺はかなり栄えていて渋滞もひどく、なんら都会の様子と変わらなかった。

 琵琶湖畔は平らな道が多く、快調に走ることが出来たので、昼頃には近江舞子に到着。琵琶湖八景の一つでもある近江舞子は4kmに渡る白砂が続くビーチで、湖岸には青松の林が茂っていた。見事な景色を見ながらの昼飯は最高だった。

 近江舞子からしばらく走った辺りには、湖上に立つ大きな赤い鳥居があり、その向かいに近江国最古の神社とされる白鬚神社があった。湖上に浮かぶ鳥居は、日本三景のひとつでもある、広島県の宮島を思わせるものでもあった。

 近江舞子から今津町までが、琵琶湖畔で一番雰囲気が良かった。15時頃にはスタートしたマキノ町に戻り一周を終了。もっと時間が掛かるかと思っていたが、一日半であっけなく周れた。1周に要した距離は大体174kmくらいだろう。

 マキノ町からは湖畔は走らずに、並行する国道161号線を走っていった。しばらく進むと国道303号線との交差点で検問をしており、通行する車が全て止められていた。なぜか自転車の私も止められて、警察官にいろいろと質問をされた。

 303号線から国道365号線に入り、関ヶ原方面へと向かう。浅井町付近でいい時間になったので、この辺りで寝床を探すことに。たまたま「浅井スポーツ公園」という看板を目にしたので、そこへ向かった。ここは綺麗に整理された公園だった。夕方でまだ人が多くいたので、暗くなるのを待ってからテントを広げた。




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