3日目 石川2(後編) 2017年5月5日


 ボラ待ちやぐらの後、国道249号線を走っていると「能登大仏」の看板を見たので寄ってみる。真和園にあったその大仏は石川県最大のもので高さ8、4m。
 2003年に出来たものなのでまだ新しく、体の塗装の緑が光っていてデビルマンのように思えた。いや、大仏を見て悪魔なんて想像しちゃいけない。慈悲深い神様なのだから。

 次の目的地の和倉温泉へ行くのに、中能登農道橋を渡って能登島を経由していく。この橋は通称ツインブリッジと呼ばれてるようで、見た目は横浜のベイブリッジと似ていた。
 能登島を少し走り、和倉温泉へは能登大橋を通過。橋は直線で途中に上下のうねりがあることから、こちらは通称ラーメン橋と言うらしい。

 和倉温泉で車を停めた駐車場の向かいに、金髪パティシエとして有名な辻口博啓の美術館があった。中は洒落たカフェで、スイーツをそこで食べたり、持ち帰る事も可能。また、世界に例を見ないスイーツとアートの融合も展示されていた。
 人気シェフの店はかなりの行列。でもそれは中で食べる為か、ある商品を買う為なのか、並ばずにスルーして奥のレジまで行けたので、ささっと土産にケーキを買った。

 彼が故郷の七尾市に美術館を開設したのは、「夢をあきらめない」ことの厳しさ、そして「夢を具現化する」ことの喜びを伝えたかったからだという。
 現在彼が展開するブランドは多くあるが、それが一堂に会するのはここ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」だけで、辻口博啓の菓子創りの集大成であると言う。

 七尾市から国道159号線のバイパスを下り、途中から県道18号線で富山県に入って氷見の道の駅へ。ここには氷見漁港場外市場の「ひみ番屋街」が併設されており、回転寿司や氷見うどん、フードコートなどもあった。
 海産物や地産品も売られていたが、これといった今夜の食料は見つからない。飯がないなら酒だと、夜のために富山の地酒「立山」をゲット。

 その後、国道160号線、8号線、472号線と進んで、北陸道の小杉インターへ。ここから高速に乗って新潟へ向かい、越中境PAを今夜の宿に。
 車内で飯を食うのは狭いので、PAにあったテーブルにスーパーで買っておいた富山産の刺身などを広げ、さっき買った立山を飲みながら酒ガーデンを楽しんだ。

[この日の写真]




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