クロアチア(58国目) 2019年3月16日


 スロべキアのリュブリャナからクロアチアのザグレブまではバスで3時間。共和制国家のクロアチアは、かつては合同国家ユーゴスラビアの構成国。
 1991年に独立して現在はEU加盟国。公用語のクロアチア語は、セルビア語やボスニア語と方言程度の違いしかない。ラテン文字を使用してるが、ドイツ語や英語も通じる。

 宗教は9割がローマ・カトリック。通貨はEU加盟だが、現在は自国通貨のクーナのまま。物価は野菜や果物など食料品を除くと、一般的に西欧や日本とほぼ同じ程度。

 最南部のドブロブニクはアドリア海の真珠と言われる美しい街並み。透き通る青い海が魅力的で、ジブリ映画「紅の豚」のモデルになった場所。ここは後に訪れるのでひとまず置いとく。

 首都ザグレブでは市民が集う「イェラチッチ広場」「ドラツ市場」、シンボルの「大聖堂」や屋根瓦が印象的な「聖マルコ教会」、世界で最も短い交通機関とされるケーブルカー「ウスピニャチャ」などを観光。
 近郊には世界自然遺産の、湖の美しさと無数の滝が織り成す絶景「プリトヴィツェ湖群国立公園」があるので、そこにも足を運ぼう、と妄想はここまで。

 さて、今回実際に訪れたのは東京都中央区京橋にある、日本で唯一のクロアチア料理店「ドブロ」。クロアチア料理は地域によって全く異なり、歴史も古くて奥も深い。

 大陸部は初期のスラブ民族や隣国のハンガリーやトルコの影響があり、ラード、黒コショウ、パプリカ、ニンニクの使用が特徴。
 沿岸部はギリシャやイタリアなどの地中海料理の影響があり、オリーブオイル、ローズマリー、セージ、ローリエ、オレガノなどのハーブと香辛料を使う。

 ドブロはランチもやっていたが、食べたい料理はディナーの方だったので、2名以上から頼めるコノバコースを予約して知人と訪れた。

 コースから選んだ前菜は、ダルマチア地方名物の「オクトパスサラダ」と「本日のカルパッチョ」。パスタ料理はクロアチア名物の「シュトゥルクリ」。
 メインはこれも名物の酸味が効いたロールキャベツ「サルマ」と、600円プラスして牛ほほ肉の赤ワイン煮こみ「パスティツァーダ」。

 これらをアルコール度数43%のプルーンの酒「ラキヤ」を飲みながら味わった。その酒も料理も全て美味しくて大満足。いつか実際にこの国を訪れて、他の料理も存分に食べてみたくなった。

[この日の写真]



 

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