スロベニア(57国目)


 イタリアのベネチアからスロベニアの首都リュブリャナまではバスで4時間。共和制国家のスロベニアは、かつては合同国家ユーゴスラビアの構成国。
 1991年に独立し、現在はEUの一員として新たな道を歩んでいる。公用語はスロべニア語だが、数か国語を操る人も多く、ドイツ語、英語、イタリア語も通じる。

 宗教は半数がカトリック。通貨はトラールだったが現在はユーロで、物価はヨーロッパの中では比較的物価が安い。
 バスケットボールが人気で、多数のNBA選手やヨーロッパを代表する選手を輩出している、欧州でも有数の強豪国としても知られる。

 首都のリュブリャナでは、市民が集う「プレシェーレン広場」や「三本橋」「中央青果市場」、丘の上に建つ「リュブリャナ城」などを観光。
 近郊にある湖に浮かぶ小さな島「ブレッド湖」、ヨーロッパ最大の「ポストイナ鍾乳洞」、断崖に張り付くように建つ「洞窟城」などにも訪れたい、と妄想はここまで。

 さて、今回スロベニア料理を食べようとしたが、東京近郊にレストランがなかったので断念。スロベニア料理は蕎麦や葡萄の栽培が盛んなため、食文化にもそれが反映。
 それと、隣国のオーストリアやイタリア、トルコやギリシャなどの影響も受けている。高品質なワインを生産してることも有名で、ワインの消費量は世界7位のようだ。

 代表的なものは、肉料理を一皿にまとめた農夫の祝祭と呼ばれる「クメチュカ・ポイェディナ」、豆やじゃがいもの煮込み「ヨータ」、
 バターやチーズをかけて食べる蕎麦がき「ジガンツィ」、生地にポテトが詰められている小麦粉の茹で団子「ズリックロフィー」など。

 そんな料理を味わう店は東京近郊にないが、京都には日本で唯一のスロベニアレストラン「ピカポロンツァ」がある。
 だが、このためだけにわざわざ食べに行くのは遠すぎるので、いつか機会があったら訪れてみたい。



 

Copyright (C) 2019 諸行無常 All Rights Reserved