ビッグイシュー (東京〜神奈川) 2008年9月11日


 6時に起床し、友人と共に10時頃まで公園でのんびりと過ごした。距離的にいっても、この時間からでも、15時頃には家に到着出来るだろう。

 ひたすら国道6号線を走って都内を目指した。浅草辺りから渋谷を抜けるまでは、林立するビルの群れ。東京はやはり大都会だ。
 銀座や新橋辺りではメッセンジャーの姿を多く目にした。都内の交通状況から考えると、自転車の宅配が一番効率が良いのだろう。

 新橋を超えた辺りで信号待ちをすると、交差点で「ビッグイシュー」を売るおじさんがいた。この雑誌はホームレスの支援になっていて、売り上げの何%かがその人の懐に入るシステム。
 本家はイギリスで、過去に旅行した時に買ったことがあるので知っていた。それを熱心に売るおじさんの姿に打たれ、応援代わりに買って帰った。

 渋谷から国道246号線をひたすら走り、予定通り15時に家に帰宅。落ち着いた30分後に土砂降りの通り雨になった。もう少し帰りが遅れていたら、ずぶ濡れになっていただろう。これまた牛久大仏での願掛けが効いたのだろうか。

 今回の旅は天気は良好、パンクは無し、キャンプ地も当たり続きで、ガリガリ君も当たるという、全体的に運があった。ツイてなかったのは、勝浦の朝市、はにわ道にがっかりさせられた事と、デジカメのメモリーが消えてしまったことだ。
 一週間で合計500kmくらい走って汗まみれになったにも関わらず、減った体重は2kgのみとは、随分燃費の良い体になってしまっているようだ。

 思いつきで始めたこの牛久大仏願掛紀行。大仏で願掛けしたのはいいが、仏像内の永代経や納骨が100万も30万もするのだから、賽銭箱に10円入れただけの私の願いなど、そもそも叶うわけもないだろう。
 やはり運は自分で掴むしかないのだ。努力して就職活動をしなければ、私もやがては路上でビッグイシューを売ることになるだろう。


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