日本と似ている (台北) 2007年4月10日〜13日


 福岡を昼に飛び立った飛行機は2時間程で台北に到着。機内で隣に座っていた日本人の兄ちゃんは、パソコン部品の営業か何かの仕事で台湾に向かっており、台北や南の高雄に行くと話していた。台北にも何度か訪れたことがあるというので、色々と情報を聞き出せたのは好都合だった。

 桃園空港からエアポートバスに乗り台北市内へ。料金は110元。台北市内までの調べていた時間は50分だったが、混んでいた為か1時間半かかった。市内に入る前にバスが停車した丘の上には、宮殿のような外観のホテルがあった。

 台北で利用した宿は、善導寺駅の近くのタイペイホステル。料金はドミトリーで300元。宿はビルの六階にあったので、テラスにある喫煙所からは近隣の景色も眺められた。宿にはキッチンもあり、長期滞在者っぽい連中が自炊などをしていた。

 一休みして電車で士林夜市へ出掛けた。車内で感じたのは、誰もがよく喋っていること。それは日本のようにヒソヒソと話すのではなく、普通の声でやかましく喋っているのだ。
 人々の顔つきは微妙に違うが、ファッションなども含めても日本とあまり変わりはないようにも見える。若い子もみんな携帯電話を持っている。違うことを上げるならば、見渡す文字が全て漢字という事くらいだろう。

 士林夜市は台北最大規模を誇り、広い範囲に様々な屋台や店がひしめき合う夜市。平日でも深夜の1時2時まで大勢の人が賑わう場所。ここにはアジア独特の喧騒と匂いがあった。

 食堂が集まる建物の中に入ると、品目や値段を掲げた色とりどりの看板が目に付いた。台湾名物である「切仔麺」を探したが見つからないので、英語で書かれたメニューがあった店に入り、魚肉入り飯、海老入りチャーハン、レバーが入ったスープ、牡蠣の卵とじを頼んだ。一品は少量だが四つで120元という安さ。味も抜群だった。

 飛行機で一緒だった兄ちゃんから、臭豆腐とベージュ色した八角という調味料はかなり癖があり、それを食うと後でとんでもない事(多分臭いがこびり付くという意味)になるから口にしない方がいいと聞いていた。

 夜市にはその臭豆腐の店が多くあり、名の通りに強烈な臭いを発していた。臭いものほど、美味や珍味が多いということは万国共通。今夜は満腹になっていたので、後日にでも挑戦してみようと夜市を後にした。

 宿に戻る前にセブンイレブンでビールなどを購入。商品の価格は青島ビールが32元、台湾生ビールが35元、それに水が18元とどれも安い。店の中に陳列されている商品は、日本で目にする物とほとんど変わらなかった。

 セブンイレブンの他にもファミリーマート、マクドナルド、ケンタッキー、モスバーガー、ロッテリア、サブウェイ、ドトールコーヒーなど、日本でもお馴染みのコンビニやファーストフード店をあちこちで見た。台湾は日本の近所なだけに、やはり似ていると感じだ初日だった。




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