丹沢表尾根 (距離:26.6Km) 2012年9月29日


7:00 寄バス停
7:50 管理棟
8:10 恵水の森
9:20 釜場平
10:10 雨山峠
11:00 茅ノ木棚沢ノ頭
11:20 鍋割峠
11:50 鍋割山
12:50 小丸尾根分岐
13:10 大丸
13:30 金冷し
13:50 塔ノ岳

[ この登山の軌跡 ]

14:30 木ノ下大日
14:40 新大日
14:55 政次郎ノ頭
15:15 行者岳
15:35 烏尾山荘
16:10 三ノ塔
16:30 二ノ塔
17:10 林道
17:30 ヤビツ峠
18:30 浅間神社
19:10 蓑毛バス停






 3週間前の大山から登山はしてない。とりわけ行きたい山はないが、このままでは体が鈍ってしまうので、丹沢に出掛けることにした。選んだルートは雨山峠から鍋割山への縦走。その間に長い鎖場があるようなので、それを味わうのが今回の目的。

 スタートは新松田駅からバスで向かった寄バス停。ここからまずは雨山峠を目指す。毎回GPSロガーで歩いた軌跡を記録するのだが、出発時に電源が入らなくなる故障が発生。まあ目的は登山なので、記録は大した問題じゃない。
 登山道入口の恵水の森から、沢を何度か渡渉しながら北上する。注意看板にもあったが、沢を渡るのに橋はないので、荒天時は増水して渡れなくなることもあるようだ。

 岩のペイントやリボンを辿りながら釜場平に到着。この辺りから勾配がきつくなり、枯れた沢を登った先が雨山峠だった。
 ここからアップダウンを繰り返し、急斜を上がると茅ノ木棚沢ノ頭。その先に目的の長い鎖場が登場したが、傾斜は鎖を使わなくても済むレベル。期待が外れてガッカリだった。

 鎖場の先は緑の絨毯のような広い尾根になり、歩いていて気持ちよかった。ここまで誰にも会わなかったが、鍋割山に到着するとかなりの登山客がいた。
 この山荘には名物の鍋燃うどんがあったが、特に食べたいとは思わなかったので、用意していたラーメンを自炊して休憩し、さらに歩いて塔ノ岳に移動した。

 ここから大倉へ下山する予定だったが、鎖場が期待外れだったので気持ちが不完全燃焼。このまま帰るのはつまらないので、どうせならとヤビツ峠まで行こうかと考えた。このルートはまだ歩いたことがないので丁度いい。

 塔ノ岳の山荘で所要時間などを聞いたが、今からじゃヤビツ峠の最終のバスには間に合わない。だが蓑毛まで下ればバスはあるというので、とことん歩いて脂肪と共に気持ちを燃焼することにした。

 ここから蓑毛までは5時間。3週間振りの登山の上に、既に7時間歩いてるので疲れていたが、あとは下るだけなので、景色でも見ながら歩けば何とかなるだろう。
 そう思っていたが、展望が良さそうな尾根で突然ガスり始め、周りがまったく見えない。おまけに、この辺りは木道ばかりで歩きにくい。イライラしてきたので、烏尾山荘で缶ビールを注入してそれを治めた。

 ずっと下りだと思ったが、ここから三ノ塔までが急な登り。悪酔いしそうになったがここで周囲が晴れ、富士山などの景色を堪能。これを見れずにいたらゲロってたかもしれない。
 二ノ塔辺りから周囲は木々になり再びガスってきたので、あとは黙々と下るのみ。なんとかヤビツ峠にたどり着いた頃に日が沈み周囲は暗くなってきた。

 まだ夏気分で19時頃まで明るいと思っていたのが誤算だった。ヤビツ峠からは柏木林道で蓑毛に下れるが、暗い山の中をヘッドライトだけで歩くのは足元が見えにい。
 仕方ないので林道を歩いて下ったたが、距離がある上にアスファルトなので足腰にかなり堪える。おまけに外灯がないので真っ暗。気分までも落ち込みそうなった。

 ヤビツ峠は走り屋やサイクリストに人気があるが、こんな時間に走ってるサイクリストが何人かいた。こっちはバスがなくて仕方なく歩いてるが、景色も見えない暗い中を走って何が面白いのだろうか。
 蓑毛バス停に着いたのは19時。12時間も歩いてさすがにクタクタだった。燃焼し過ぎてタネが尽きたので、帰宅後に大量のアルコールを補給して燃える体へと戻した。




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