ドイツ(51国目) 2019年3月2日


 オランダのアムステルダムからドイツのケルンへはバスで4時間。2千年以上の歴史を持つドイツは連邦制共和国。かつてはアドルフ・ヒトラーという独裁者がいたり、東西に分裂していたことでも知られる。

 宗教は6割がキリスト教で、その内訳はカトリックとプロテスタントが半々。そのプロテスタントは宗教改革をした、マルティン・ルターの思想から派生したもの。
 通貨はマルクだったが現在はユーロで、物価は日本とあまり変わらない。それと、ドイツ人は日本人と性格が似て、真面目で勤勉というイメージを持つ。

 ケルンでは世界遺産の「ケルン大聖堂」や、ライン地方の実業家が寄贈したコレクションがある「ルートヴィヒ美術館」、生産量が世界一だからこそある「チョコレート博物館」、オーデコロン誕生の地「香水博物館」などを観光。

 ケルンからは3時間のバス移動でフランクフルトへ。日本で太めのソーセージとなる単語は、この町のご当地ソーセージが略されたのが由来。ちなみにドイツでソーセージは「ブルスト」になる。

 そんなフランクフルトでは、木組みの家が立ち並ぶ「レーマー広場」、95mの高さがある大聖堂「ドーム」、地元人が集う市場「クラインマルクトハレ」などを観光しよう、と妄想はここまで。

 さて、今回実際に訪れたのは、東京都港区赤坂にあるチェーン店のビアダイニング「シュマッツ」。ドイツは気候や地質の関係で食物生産に乏しく、料理や味付けもシンプルなものが多い。
 食材は保存食として発達したハムやソーセージ、ザワークラウトなどのピクルス類、気候風土でも安定した収量が見込めたジャガイモやタマネギなどが中心。

 ドイツと言えばソーセージが有名だが、この妄想旅行でドイツはもう一度訪れるのでそれは後にし、代表料理の「シュニッツェル」を食べることにした。
 これは子牛肉を薄く伸ばして揚げ焼きしたカツレツで、隣国のオーストリアでも定番の一品。

 本場では色々なソースをかけて食べるようだが、頼んだクラシックにはレモンとクランベリーソースが添えられていた。
 レモンをかけて食べるのは普通に美味かったが、クランベリーは甘くて合わず、ほとんどかけなかった。

 300円プラスしたパルミジャーノだと、とろけたチーズが乗っていたので、そっちの方がもっと美味しかっただろう。ちなみにこのシュニッツェルは、牛肉以外に豚肉や鶏肉もあるようだ。

[この日の写真]



 

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