マラウィ(24国目)


 タンザニアのムベヤから国境の町カスムルへはバスで3時間半。出国して徒歩で橋を渡ればマラウィだ。
 アフリカのビザは大抵50ドルだが、ここで取れるマラウィビザは30日で75ドルと割高。ちなみに以前は3ヶ月無料だったという。カスムルからはカロンガへ1時間のバス移動。

 旧称はイギリス領ニヤサランドのマラウィは共和制国家で、アフリカ大地溝帯に位置する内陸国。国土はほとんど高原上にあり、マラウイ湖が大きな面積を占める。
 国民の8割がキリスト教で1割弱がイスラム教。通貨はマラウイ・クワチャ。最貧国の一つとして認識されているマラウィだが、近年物価は上昇気味。治安は他のアフリカ諸国に比べると良いようだ。

 カロンガからは別のバスでチティンバへ1時間半の移動。そこからトラックの荷台に乗って山を登ってりリビングストーニアへ向かう。
 この辺りにはマラウィ湖を眺められるロケーションの宿があるので、景色を堪能しながらのんびり過ごしたい。

 チティンバに戻ったらバスで3時間半移動してムズズへ。さらにミニバスで1時間のカタベイへ。ここはマラウィ湖沿いのビーチリゾートで、湖に浮かぶ2つの小さな島に向けて船も出ている。

 バックパッカーの聖地としても有名なようなので、湖畔のバーで酒を飲んだり島へ遊びにいったりと、プチリゾート気分を味わおう。ちなみにマラウィ湖は世界遺産で、世界で最も深い湖の一つでもある。

 カタベイから湖沿いを南下して首都のリロングウェも行けるが、バスの所要時間に幅があるので、一度ムズズに戻って、そこからバスで5時間移動してリロングウェへ。
 ここでは市内のオールド・タウン・モールで庶民の生活を眺めたり、近郊にあるチョンゴニの岩絵地域で先住民の描いた洞窟壁画を見よう、と妄想はここまで。

 さて、今回マラウィ料理を食べたかったが、都内近郊で提供してる店が見つからなかった。マラウィではトウモロコシを原料とした「シマ」や米が主食で、それに肉・魚・豆・野菜などのおかずと一緒に手で食べるのが定番。

 おかずでは「カボチャの葉のナッツ煮込み」「ヤギと野菜のシチュー」「レッドビーンズの煮込み」や、マラウィ湖で獲れる白身魚のチャンボなどがあるようだ。それらをいつかどこかで食べてみたい。



 

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