ベトナム(1国目) 2018年10月13日


 世界一周にはゴールデン・ルートなるものがあるようだが、進んで行くのは独自に考えたルート。考え抜いて選んだスタート地点はベトナムの首都ハノイ。ここからまずはアジア各国を巡っていく。

 日本は島国なので、外国に行くには飛行機か船を使わざるえない。最近はLCCと呼ばれる格安航空社も増えてるので、ここは飛行機を利用して一気に移動。
 でも、その前にビザが必要なので、東京の大使館で事前に取得するのを忘れてはならない。

 ベトナムは社会主義国で8割が仏教信仰。かつてはフランスの植民地で、ベトナム戦争ではアメリカを撤退させた歴史を持つ。
 通貨はドンで、物価は日本の3分の1。治安は概ね良いが、観光客を狙ったスリや詐欺はあるという。

 ハノイで向かうのは、安宿が集まるゴーフィン通り。ここを拠点にし、市内やハロン湾観光へと繰り出す。
 その次に向かうのは、ハノイからバスで6時間のサパ。山岳少数民族が暮らすこの街は、自然や棚田が有名なのでそれらを観光。

 サパからはバスで7時間走りディエンビエンフーへ。ここはインドシナ戦争でベトナムがフランスを破った戦地として有名。その戦いの遺跡などを訪れて、ベトナムの歴史に触れることにしよう、と妄想はここまで。

 さて、今回実際に訪れたのは、神奈川県横浜市泉区のいちょう団地。ここは住人の約3分の1が外国人で、それは11ヶ国に及び、中でもベトナム人が多い。
 その団地の中にある、「タンハー」という食材店&レストランに行ったのだが、店に行くと「11月初旬までイートインはお休みです 食材は販売してます」との張紙。

 旅にはトラブルが付き物だが、幸先悪いスタートだ。中に入ると店員も客もベトナム人。ベトナム語も飛び交い、店内はまさにベトナムに来てるかのようだった。
 何も食べれないかと思ったが店主のおばちゃんに聞くと、「パインミー」というサンドイッチだけならテイクアウト出来るというので、それと「333」というビールを買って店の外で食べた。

 ビールは普通だったが、パインミーはかなり美味かった。これだけで帰るのは物足りないので、もう一軒「サイゴン」という老舗のレストランへ。
 ベトナム料理と言えばフォーと生春巻きが有名。それは食べた事があるので、コム・チン(ベトナム海鮮チャーハン)と、ブン・ティット・ヌン(焼肉ビーフン)を注文。

 どちらもパクチーが効いてエスニックだったが、味にイマイチ満足度が足りず、満腹感とベトナム感が100%得れなかった。これなら王道のフォーと生春巻きを食べればよかったと後悔。

 このままじゃ納得いかないので、どうしてもそれを食べて気分をスッキリしようと、夜に別の店を訪れた。そこは神奈川県座間市にある「HOME」というレストラン。
 ベトナム料理がメインのようだが、メニューには他の国の料理もあり店員も日本人。だがフォーと生春巻きが食べられればいいので、そこは気にしないでおこう。

 女性受けしそうな洒落た内装の店内で、牛スープのハーフサイズフォーと生春巻き1本のディナー。味はなかなかで、ベトナム感もしっかりと消化。
 ようやく満足いったので、これで思い残すことはない。次の目的地は隣国ラオス。さてどんな食事が待ってるだろうか。

[この日の写真]




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