アルメニア(13国目)


 ジョージアの首都トリビシからアルメニアの首都エレバンまでは乗合バスで6時間。以前は国境でビザを取得する必要があったが、2017年9月からビザは免除になったようだ。
 アゼルバイジャンからアルメニアへ行くのには、一度ジョージアを経由しなければならない。これは「ナゴルノ・カラバフ問題」があるからだ。そのため2国間は国交を樹立しておらず、隣同士なのに空路でも陸路でも移動は無理。

 アルメニアは共和国でコーカサス地方の国と同様に、かつて旧ソ連の構成国。宗教は非カルケドン派の一つであるアルメニア教会の信者が大部分を占める。
 通貨はドラムで物価は日本の4分の1。治安は良いようだが、デモが起きている時は注意が必要。また、アルメニアは「世界一美人の多い国」と言われる所でもある。

 エレバンでは共和国広場や、階段状の展望台のカスカードなどを観光。郊外にある世界遺産のエチミアジン大聖堂へも足を運びたい。
 エレバンからはバスで2時間のギュムリへ。ここはアルメニア第2の都市だがそれ程広くないので、隣村にあるマルマシェン修道院でも見に行こう、と妄想はここまで。

 さて、今回アルメニア料理を食べようとしたが、東京近郊にレストランがなかったので断念。アルメニア料理は季節の野菜や肉などを使い、素朴ながら滋味あふれる味付けが特徴的。日本と同じように四季があるので、季節ごとの旬野菜やハーブを使った料理が楽しめる。

 暑い夏に好んで食べられるのが「スパス」というヨーグルトを使ったスープ。秋は「ガバマ」という料理が有名。これは色々な種類のスパイスを使ってピラフを作り、カボチャの中にそのピラフを入れ、上から蜂蜜をかけてオーブンで焼いたもの。

 冬は日本のシチューに似た「ピティ」と呼ばれるスープが有名。一年中楽しめる料理は、アルメニア風のロールキャベツ「トルマ」。
 そして、アルメニアを代表する料理が「ホロヴァッツ」。アルメニア語でバーベキューの事で、分厚くきった豚肉や牛肉、鶏肉に下味を付け、長い串に野菜と共に刺して炭火で焼き上げたもの。

 ブランデーも有名なので、これらの食事と共に味わいたい。そのためにはいつか本当に旅行するしかない。




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