八ヶ岳周遊 (距離:28.4Km) |
2013年6月8日〜9日 |
7:30 美し森駐車場
7:55 県道終点
8:30 登山道入口
9:10 小天狗
10:20 大天狗
12:10 赤岳
13:50 キレット小屋
[ この登山の軌跡 ]
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5:40 キレット小屋
7:00 権現山
7:35 三ツ頭
8:00 前三ツ頭
9:10 ベンチ
9:35 天女山
11:00 羽衣池
11:30 美し森駐車場
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1日目(所要:6時間半 距離:11.7Km)
バリエーションで歩きたいルートが特にないので、有名な山に登ろうと八ヶ岳に行くことにした。赤岳だけの登山なら日帰りでも可能だが、どうせ標高3000mまで上がるのだからと、テントで一泊して縦走をすることに。
選んだルートは美し森から県界尾根で赤岳へ登り、南に進んでキレット小屋でテント泊。翌日は権現山、三ツ頭、前三ツ頭、天女山を経て美の森まで戻る。
キレット小屋の営業は7月からだが、テント場は無料で水場もある。ただ、水場は時期によって枯れてることもあるらしいので、当てにはしないとこに。
美の森駐車場に車を置いて、重荷を背負ってスタート。アスファルトの県道を行き止まりまで歩き、そこから登山道に入る。
しばらく歩いた所で鹿の屍骸を3匹目撃。丹沢などで生きてる鹿はしょっちゅう見るが屍骸は初めて。飢え死にでもしたのだろうか。
小天狗まではややキツイ傾斜だが、そこから大天狗までは歩きやすい尾根。重荷を背負っての登山は久々なので、頻繁に休みながら進む。
大天狗の先からキツイ傾斜が始まり、鎖場や梯子が頻出。昨年に群馬県の妙義山を経験していたので、どれも大したことはなかった。
赤岳山頂はガスってて遠くまでの景色は堪能出来なかったが、少し晴れ間になった時に周辺の山々は眺める事が出来た。
同じルートで登っていた爺さんと山頂で再会。60歳という爺さんは体を鈍らせぬように、たまに危険なルートを歩くという。ただ、年齢と共に平衡感覚がなくなると言っていた。
赤岳からキレット小屋まではガレ場の斜面。マーキングがあったので迷うことはなかったが、反対から登るのはキツそう。キレット小屋のテン場には誰もいないかと思ったが、到着後に続々と登山客がやって来た。
水場はテント場から権現山方行に下った所にあった。雪が残る斜面の下から沢の音がしたので水は枯れてなかったが、取りあえず足りてるのでわざわざ降りなかった。
テン場からはキレットと赤岳が見渡せる絶景。これを肴に早々に酒を飲んで疲れを癒す。荷物を軽くしたかったので酒の量が少なく18時には終了。体は疲れてるが、その後は酒がないためかなかなか寝付けなかった。
2日目(所要:6時間 距離:16.7Km)
朝飯にラーメンを食って残った水が250cc程。これじゃ今日の水分が足りないので、水場に降りて2リットル分補給してから出発。
権現山への登りはキツイ傾斜が多く、鎖がない所も多かった。最後には60段の梯子があったが、大したスリルはなかった。
今日は朝から天気が良く山頂からは富士山を始め、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプス、南アルプスと、雪化粧をした山々が全て見れた。その他にも360度山だらけ。こういう所に来ると、日本は山国なのだということを強く感じる。
三ツ頭に下ると何か催し物があるのかスタッフが数人いた。話を聞くと今日はスリーピークスというトレイルの大会が開かれてるという。
色々なコースがあるが、一番長いので38km。岩場が多いこの辺りは歩くだけでも大変なのに、よく走る気になるなと感心する。
前三ツ頭から1時間は急な下りだったが、その後は歩きやすい平坦な道に。この間でトレイルの選手が3人後ろから走ってきた。
その先にあった給水場でスタッフに聞くと彼らは先頭集団。一番最初に抜いていったのはゼッケン1334番。多分彼が優勝したのだろう。
天女山の山頂は駐車場がすぐ横にあり公園みたいな場所。周辺からはヒグラシの泣き声があちこちから聞こえてきた。
ここからハイキングコースを歩いて美し森まで戻る。このコースはけっこうアップダウンがあり、途中で牧場の中を歩いたりと中々楽しめるものだった。
羽衣の池を経て美の森展望台に着くとかなりの人だかり。ここからは赤岳や南アルプス、富士山が見渡せるので人気の場所なのだろう。昨日の朝はまばらだった駐車場は満車になっていた。
温泉に浸かって疲れを癒そうと、帰りに穴山温泉「能見荘」に寄ったが運悪く休み。近くには幸福温泉などもあったが、面倒なのでそのまま帰宅。
今回八ヶ岳は初めてだったが、景色やルートをも含めて楽しめる所だった。八ヶ岳という名なので、八つの山が連なってるのだろう。それもいつか全部歩いてみたいものだ。