ネクタイ尾根 (距離:11.5Km) 2013年3月23日


9:30 ヤビツ峠
10:25 大山
10:50 ネクタイ尾根入口
11:15 石尊沢

[ この登山の軌跡 ]

11:30 東屋
12:05 不動尻
12:20 山神トンネル
12:50 広沢寺温泉





 特に歩きたいルートがなかったので、軽めの運動がてら、以前歩けなかったネクタイ尾根を片付けることにした。
 ネクタイ尾根は大山から北東に伸びる尾根。ネーミングの由来は、木々に大量のネクタイがぶら下げられてたのが元だが、今では数本しかない。

 ここを歩くにはまず大山に上がらなければならないので、一番手っ取り早く登れるヤビツ峠からスタートすることに。
 小田急線の秦野からのバスは、土曜日ということもあって臨時便がでる程の満車。乗客は全員登山者で、蓑毛で1人降りた以外は全員ヤビツ峠までの客だった。

 ここからだと大山へは1時間。表口からのルートより歩きやすいし早く着ける。定番のルートなので登山客も多い。単独の山ガールとの出合いを期待したが、残念ながら今回はなかった。
 大山山頂も賑わっていたが、ここから北尾根に進むと誰もおらず途端に静かに。ネクタイ尾根の入口になるモノレールの分岐まで進み、ようやく目当ての尾根を下る。

 入口にはネクタイが数本ぶら下がっており、その先もリボンの印があって踏み跡も明瞭。尾根はけっこう急なので、反対からの登りはキツイだろう。
 尾根を下りきると石尊沢に出る。沢沿いに少し進んで堰のある所で左岸に渡り、正面の尾根へジグザグに登ると東屋があった。

 ここからはもう一般ルート。不動尻へと下るには東屋から北に少し尾根を登る必要があったが、その右手にある柵止めされた立ち入り禁止の経路を進むと、登らずにショートカットすることが出来た。
 そこから下りきると林道が始まる開けた場所に出た。ここから北に進むと三峰山に登れるようで、道標の先にはこんな注意看板があった。

「三峰山は地形が急峻で、歩道は狭く沢沿いやくさり場など多く経験者向きの登山です。無理をしないで引き返す勇気が必要です」
 これを読んで次に登る山が決定。もちろんこの三峰山だ。一体どんなルートだろうか。こういう危険な香りが漂うルートはワクワクする。

 林道を少し下ると不動尻。その先で山神トンネルを抜けて広沢寺温泉まで下る。温泉の手前では鳥獣被害対策用の電気柵が設置されていた。
 ここらに住む人にとっては動物の被害は迷惑だろうが、山に閉じ込められてる動物たちも、こんな電気柵はいい迷惑だろう。

 広沢寺温泉は「老舗名物元祖猪鍋と露天風呂の一軒宿の温泉」との肩書きで、なかなか趣のある建物だった。後で調べたところ、日帰りの入浴は1000円のようだ。
 温泉に到着と同時に、タイミングよくバスも到着。この12時55分のバスに間に合わなかったら、次は15時10分だったので運が良い。ここは便が少ないが、数キロ先の七沢温泉入口は便が多くある。

 今回のネクタイ尾根はVルートだが、距離も短いのであまり面白くはなかった。でも、ここを歩いたおかげで次に登る山を見つけることが出来た。三峰山はどんな山だろうか。次回は楽しめそうだ。



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