権現山 廃道+Vルート (距離:10Km) 2013年3月2日


9:00 西丹沢自然教室
9:25 権現山登山口
9:50 尾根
10:25 権現山

[ この登山の軌跡 ]

11:05 788mピーク
11:20 林道
11:35 大滝橋
12:05 西丹沢自然教室





 前回に西丹沢の畦ヶ丸に行った際、登ろうとしていた権現山が廃道になってる事を知った。その時は腰の痛みを理由にパスしたが、その話を聞いてなおさら登りたくなり、4日後に再び西丹沢自然教室を訪れた。

 権現山が廃道になったのは、過去に死亡事故があったのが理由。その廃道を歩いて山頂へ行き、下山は地図読みをしながら大滝橋近くに下山するのが今回の目的だ。
 廃道もVルートも事前に情報を得てしまうと、面白味が無くなるので、何も調べず地図とコンパスだけを利用することにした。

 まずは車で西丹沢自然教室に行き、権現山登山口に向かう。登山口の看板が無いことは前回歩いた時に知っていたが、その時に多分ここだろうという場所は判断していた。
 その入口は西丹沢自然教室から進んで一つ目にあるベンチの横。そこには「この径路は登山道ではありません」という看板がある。

 この登山道がいつ廃道になったが知らないが、踏み後しっかり残ってるだろうという予想通り、登山道は明確だった。それを辿っていくと難なく山頂に到着してしまった。
 事故があって廃道になったのだから、どこかに危険箇所がある事を期待していたのだが、そんな場所はまったくなかった。これなら初心者でも普通に登れる。なぜ廃道になったのかが不思議でならない。

 廃道は期待外れだったが、真の目的は山頂から大滝橋へと下るVルートの方。これも既に開拓されてるルートだろうが、情報を得ずに地図読みをしながら歩けば、自分にとっては未知の世界になる。

 下山するポイントは、畦ヶ丸へ向かう登山口がある林道のすぐ横。そこまで自分が描いたルートで迷わずに歩けるかが醍醐味といったところだ。
 実際その通りに歩けたのだが、ここでも拍子抜けしたのは、そのルートの所々に赤テープの印があった事だ。

 それがなくても地図読みが出来たので、問題なく下山することは出来たし、自分が選んだルートが、他人が描くものと同じ事が分かったので自信は付いた。
 それにしても、あのテープは余計なお節介だ。これがあるとVルートを歩く面白さがなくなってしまう。

 抜け出た林道から大滝橋へ下り、県道を歩いて西丹沢自然教室へと戻った。今回は僅か3時間の短い登山だったが、廃道とVルートという内容だったのでそこそこ楽しめた。
 丹沢には他にも廃道になってるルートがあるので、次回はそこを歩くのもいいかもしれない。もしくは、もっと長い距離のVルートで、地図読みのレベルをさらに上げたい。    




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