ドイツ 2(51国目) 2019年4月14日


 チェコのワルシャワからドイツの首都ベルリンまではバスで8時間。2千年以上の歴史を持つドイツは連邦制共和国。かつてはアドルフ・ヒトラーという独裁者がいたり、東西に分裂していたことでも知られる。

 宗教は6割がキリスト教で、その内訳はカトリックとプロテスタントが半々。そのプロテスタントは宗教改革をした、マルティン・ルターの思想から派生したもの。
 通貨はマルクだったが現在はユーロで、物価は日本とあまり変わらない。それと、ドイツ人は日本人と性格が似て、真面目で勤勉というイメージを持つ。

 妄想旅行ではドイツは2回目になるが、前回訪れたのは西側の方。ドイツは第二次大戦の敗戦後にヤルタ協定に基づき、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連の4ヵ国で占領されることになった。
 国の東側がソ連で、西側は他の3国で分割統治。首都ベルリンも壁によって東西に分断されていたが、1989年の革命で壁は壊され、翌年に東西統一となった。

 そんなベルリンでは、壁に描かれた105の壁画がある「イーストサイド・ギャラリー」、ドイツ一高い建築物「ベルリンテレビ塔」、
ランドマークである「ブランデンブルグ門」とそれがある「パリ広場」、2万を超えるガラスの窓が設置されてる「カイザーヴィルヘルム記念教会」などを観光。

 ベルリンからはバスで3時間の移動してハンブルグへ。ここでは世界遺産の倉庫街「シュパイヒャーシュタット」、展望台から町のパノラマを堪能出来る「聖ミヒャエル教会」、
 ビートルズが下積みした大歓楽街「レーパーバーン」、鮮魚だけでなく衣料品や雑貨なども揃う「フィッシュマルクト」などを観光、と妄想はここまで。

 さて、今回実際に訪れたのは東京都世田谷区宮坂にあるドイツビールと自家製ソーセージの店「インゴビンゴ」。ドイツは気候や地質の関係で食物生産に乏しく、料理や味付けもシンプルなものが多い。
 食材は保存食として発達したハムやソーセージ、ザワークラウトなどのピクルス類、気候風土でも安定した収量が見込めたジャガイモやタマネギなどが中心。

 前回のドイツ料理では「シュニッツェル」を食べたので、ここではドイツと言えばのソーセージをチョイスし、盛り合わせのビアプラッテを注文。
 これはミュンヘン名物の白ソーセージ「ヴァイスヴルスト」が2本、ハーブやスパイスが効いたニュルンベルク名物の「ニュルンベルガー」が4本、平たくて焼かれた「フライシュケーゼ」が2枚のセット。

 それともう1品にバイエルンの定番料理の、焼き豚にビール入りブラウンソースがかかった「シュバイネブラーテン」も注文。
 これらを「シュレンケラ メルツェン」という、燻製麦芽を使用でスモークの香りがある黒ビールを飲みながら味わった。ビールとソーセージの種類は豊富だが、それだけじゃ正直飽きるというのが、ドイツ料理の感想だった。

 [この日の写真]



 

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